白銀堂

糸満市にある「白銀堂」は、もともとは海神を祀った御嶽である。本来の名称は「ヨリアゲノ御嶽」といい、豊漁や航海安全祈願はもとより、村人の健康祈願、ハーリーや御願解きなどの行事の際に拝まれていた。後になって白銀堂と呼称されるようになり、全島的に知られるようになった。

1933年に霊石とされる大岩に接続して拝殿が築かれた。 白銀堂にまつわる伝説はよく知られており、ここでは割愛するが、伝説の中で主人公の美殿がかくれていたとされる岩を白銀岩(しろがねいわ)とよび、神います聖所として人びとが崇拝するようになったのが白銀堂の由来だとされている。

現在、旧暦の正月元旦の奉納太鼓のお参りから三が日まで多くの人が参詣に訪れている。豊漁、航海安全、家内安全のほかに商売繁昌祈願に訪れる人の姿が周年見られる。

〔次回 2月24日|瀬底の土帝君〕

参考書籍:沖縄の聖地

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