ニンチスーコー

ナンカスーコーヒャッカニチ(百か日)の法要がすんだ後は、ニンチスーコー(年忌)となる。  亡くなった翌年の命日に営まれるのが「イヌイ」(1年忌)  満2年目の命日に営まれるのが「サンニンチ」(3年忌)  満6年目の命日に営まれるのが「シチニンチ」(7年忌)  満12年目の命日に営まれるのが「ジュウサンニンチ」(13年忌)  満24年目の命日に営まれるのが「ニジュウグニンチ」(25年忌)  満32年目の命日に営まれるのが「サンジュウサンニンチ」(33年忌) イヌイからサンジュウサンニンチの計6回営まれる仏事のことを「ニンチスーコー」という。 イヌイからジュウサンニンチまでを「ワカスーコー」(若焼香)といい、ニジュウグニンチ、サンジュウサンニンチを「ウフスーコー」(大焼香)とよんでいる。 ワカスーコーは故人の追善供養(冥福を祈って供養を積む)という意味が中核を成すが、ウフスーコーは祝儀の意味が込められる。特にサンジュウサンニンチは「ウワイスーコー」ともよばれるように、ニンチスーコーのしめくくりとなる。 沖縄では、ウワイスーコーが済むと、故人の霊は浄化され、ウヤグヮンス(祖先)といっしょになってクヮッウマガガを見守る神(祖霊の仲間入り)となると信じられている。 本土では33回忌が済むと弔い上げとなり、仏や神さまになるとされている。

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