簡単にいえば祈りのことばを「ウグヮンクトゥバ」といい、少し専門的なニュアンスを加えると「グイス」などと表現する。
ウグヮンサーなど、いわば専門家の唱えるグイスや地域に伝わる伝統的なグイスは、当然のことだが方言である。しかも独得な言い回しを多用するので、一般の人が使いこなすのはなかなか骨が折れる。
あくまでも祈りのことばだから、そのとき心の中に湧き出ることばで祈ればよいということになる。
あえて決まりを記すと以下の通りである。
1 ウートートゥの呼びかけで始まる
2 御願の目的と供物を紹介する
3 家族の紹介(干支と性別で)
4 守護に対する感謝のことば
5 家族の健康と家の繁栄を願うことば
6 むすびのことば「ウートートゥ」でしめくくる
心よりの祈りをささげることが肝心で、無理して伝統的なグイスを使う必要はない。
●伝統的グイスの例
サリー ウートートゥ
ヒヌカンガナシ チュウヌユカルヒ マサルヒ
中城村○○ニ スダチグンシャイビール ○○ヌ チネー
サンムトゥ ヤイビーン
チュウヤ チィタチデービル マンヌウスリカバサウコー
ウビンス ウブク ウサギヤビィクトゥ ヒヌカンガナシカラ
ウティン リュウグヌカミ バンアラチ ウタビミソーチ……
その後は、報告すべきことがあればそれを述べる。
特別なければ家族の健康と家の繁栄を願う。
〔次回 11月21日|12月24日の上天の拝み〕
チィタチ・ジュウグニチのウグヮンクトゥバ
スポンサーリンク