ユタの守護霊(神)

江原啓之は、この世に生きているときに守ったり指導してくれる守護霊は三つに分かれると語っている。
ユタもカミダーリ状態にあるときに生涯自分の守護霊になってくれるチヂと出会い、さぐり当てるという。

チヂはカミや祖霊とされ、カミダーリ状態のときに憑依し、縁を結ぶとされている。
ユタが依頼者の求めに応じて「ハンジ」(判断)を出すとき、カミガミと交信しその答えを導き出すといわれているが、その交信相手が「チヂ」すなわちユタの守護霊というわけだ。

チヂはチヂガミあるいはチヂブンとも称され、それぞれのユタが専用にもつとされている。ユタが組織としてまとまらず、マニュアル化もされずもっぱら個人営業に専念し、自由に形にとらわれない「ユタグトゥ」ができるのも、自分専用のチヂガミを持っているおかげともいえるのである。

多くのユタがハンジの際に「自分のチヂガミがこう言っている」あるいは「自分のチヂガミがこうさせる」というセリフが出てくるのも、専用のチヂガミのなせるわざだといえる。

〔次回 11月5日|ユタの悟り〕

参考書籍:

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