稲福のティラ

さとうきび畑を分けるように稲福ティラへの参道がある。参道とはいえ畦道然としており、よく気をつけないと見逃してしまう。 壁面を大き目の切石で固め、セメントづくりの屋根を家型にのせた堂々とした祠である。祠の中には、中央に首の欠けた石彫りの仏像が安置され、左右に複数の霊石が祀られている。 その昔、大里間切の地頭代がイナフク原を通るたびにつまづいたのでそこを掘ってみたら石仏や霊石が出てきた。そこでティラをつくって祀ったのが縁起として伝えられている。 仏像の左隣りに祀られている霊石がビジュン(ビジュル)で、子を授ける霊力が宿っているとされている。以前は「アッタヌティラ」ともよばれていたようだが、1975年に現在名の「稲福のティラ」に改めたようだ。 〔次回 7月15日|ヤハラヅカサ・潮花ツカサ〕

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