真壁のティラ

三山分立時代に南山の出城として真壁按司によって築かれたと伝わる真壁グスク内にセメントづくりでやや大ぶりなお宮が建っている。お宮は戦いに敗れ自刃した按司の無念の思いを鎮めるために建立されたとする縁起を伝える「真壁神宮寺」である。

旧暦の9月9日の「ティラムヌメー」には、島尻地方から多くの参拝者が訪れている。「ムヌメー」とは拝所をお参りすることで「物参り」と表記する。その昔から霊験あらたかだとして人びとが信仰を寄せているが、ティラムヌメーの際の子育て祈願はもとより、拝めば子宝に恵まれる霊地と祈願者が絶えない。

三つの曲輪から成る連郭式のグスクは一部に石積みは残しているものの昔日の面影はない。なお、白馬をこよなく愛した按司の悲劇を今に伝える「白馬伝説」はよく知られている。

〔次回 8月5日|瀬長島のクヮッナシガマ〕

参考書籍:沖縄の拝所 沖縄の聖地

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