西原町嘉手苅集落に尚円王の住居跡として知られる「内間御殿」がある。御殿内の東江家の屋敷と隣接する西江家の屋敷は、いずれも内間金丸(後の尚円王)とゆかりのある場所とされている。
東江家の屋敷内の東側に二連式で石づくりの小祠が建っている。むかって右側の祠が「東江家の御ビジル」で、東側が「東江家火の神」の祠である。西江家屋敷内には「西江家の御ビジル」がある。
東江家の御ビジルは、2枚の大きな石を手を合わせた形に、その間に棟石を配した切妻屋根づくりとなっている。祠の中には珍しい形をした霊石一体が安置されている。
旧暦の9月9日には地元の嘉手苅集落の人たちはもとより、他地域からも多くの人びとが訪れ「子育て祈願」を行っている。
また、旧暦の5月と6月のウマチーには神女たちによる拝みも行われている。
〔次回 11月25日|饒波のビジュン〕
嘉手苅の東江家・西江家の御ビジル
参考書籍:沖縄の聖地
カテゴリー: 沖縄のパワースポット
タグ: 内間御殿, 東江家の御ビジル, 東江家火の神
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