サンジュウサンニンチ

ウワイスーコーともよばれるように、これが最後のスーコーということになる。
亡くなった者の霊がきよめられて、ウヤグヮンス(祖霊)の仲間入りを果たし、カミとなって、残されたクヮッウマガ(子孫)の守護霊となると信じられている。

朝一番にトートーメーにウチャトゥをあげてウートートゥした後、家族で墓参りをすることに変わりはない。

●お墓参りに用意するもの
ニジュウグニンチと同じだが、たきあげるウチカビは33枚とする地域が多い。
●仏前にそなえるもの
ニジュウグニンチと同じ。

【注】ウティンジカビ
・仏の絵の描かれた赤い紙を「ウティンジカビ」といい、市販されている。亡者の霊がウティンジカビをたきあげたときの煙にのって昇天し、カミになるとされている。ふつう、ウチカビといっしょにたきあげるが、ヒヌカンの前、墓前、家の外でたきあげる地域もあるようだ。
・ニジュウグニンチ、サンジュウサンニンチの日取りはのばしてもよいと一般的には言われている。ウフスーコーの年が主人の生年祝い(トゥシビー)にあたる場合など。

〔次回 6月25日|ニンチスーコーのウグヮンクトゥバ〕

参考書籍:家庭でつくる 沖縄行事料理とふるまい料理 トートーメーQ&A スーコーとトートーメー

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