マブヤーメー(小さなおにぎり)・花米・酒・ハシグヮー(バショウや竹でつくった橋の模型)をもち、当人(マブイを落とした子)を川のほとりに連れて行く。
ケガ(溺れた場所)をしたところに面した川のほとりに小石3個を置き、そこから川べりに持ってきたハシグヮーをかける。
持参した供物をそなえて祈願してから「マブヤーイジリヨー ハシカラヌブリヨー」(マブヤー出てこいよー、橋からのぼってこいよー)と唱える。
それから川の水を汲んで茶わんに入れ、その水を子どもの額に3回つける。
これは宜野湾市で行われた川でマブイを落としたと想定される子どものマブイグミである。
地域によって若干の差異はあるものの、基本的にマブイを落としたところで儀式を行い、からだから抜け落ちたマブイをとりもどし、再度からだに宿りつかせるために祈願を行うのである。
〔次回 8月27日|厄よけとヒヌカン〕
川で落とした場合
スポンサーリンク