ユタコーヤーになる人 その2

初心者のユタ買いには経験者の同伴が必要だという。同伴した経験者の分かりやすい説明、必要に応じたアドバイスがなければ、ユタのハンジを正しく解釈することはできないということだ。

経験者を伴っているとはいえ、当事者としてユタと接触することはユタ及びユタ社会を知る絶好の機会となる。そして、2回、3回と買いを重ねていくうちに、ユタへの処し方を身につけていくと同時に、じょじょにユタ買いに対する抵抗感がうすらいでいく。

やがて、ユタクトゥバを理解できるようになり、ユタの言うところのカンをとる要領も覚え、ハンジも自分なりに解釈できるようになっていく。

そうなると、それまで回りの勧めや求めに応じる形でユタヌヤーを訪れていた人が、自分の判断で、自分の意思でユタ買いをするようになる。
ユタのハンジを無視することができなくなり、家庭内のささいなことでもユタのハンジを取らなければ安心できないという気持ちが強くなっていく。

〔次回 8月20日|ユタ通いをする人〕

参考書籍:

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