5 「カミダーリの判断」
カミダーリ状態になると、心身の不調がはげしく、身をさいなむような悩みや苦痛を味わうとされている。 1 とつぜん、意識がなくなったりする 2 とうとつに笑ったり、泣いたり、ひとり言をぶつぶつと言いだす 3 人まえで歌ったり、踊りだしたり、ほっつき歩くようになる 4 カミや祖霊と語りだすかと思えば、意味不明のことを口ばしる。 さらにすすむと、腰痛や頭痛、吐き気、出血などというからだの変調をきたすようになり、食欲不振がつづき、じょじょにやせ細ってくるようになる。 もちろん、現代医学といえども原因をつきとめることは不可能で、したがって治療方法もみつからない。 結局、ユタのハンジによって「カミダーリ」であることが判明することになるわけだ。