20 「シラシ」

シラシ」とは知らせである。 沖縄では、古くから人智の及ばない出来事が時としておこるのは、カミや祖霊あるいは悪霊などによる生きている者への「シラシ」だとする考え方がある。 もちろんこのような考え方を単なる迷信だと一笑に付してしまう人も多いが、かたくなにそれを信じている人も少なくない。 カミ、祖霊、悪霊のうち、今日でもなお沖縄人の日常生活と深くかかわっているのが祖霊すなわち、亡き祖先の霊である。 祖霊は家族の守護神として信仰を受ける一方で、家族の病気や災難、動物などの家屋への侵入などを通して、注意をよびおこし、警告を発する恐い存在でもあると信じられている。このように子孫に「注意を喚起し、警告を発する」ことを「シラシ」という。 〔次回 6月6日|21 「セーズク」〕

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