28 タキウクシ その1

タキウクシ」とは、祖先と関わりのあったと考えられているカー(井泉)、御嶽、グスクなどの聖地や拝所を、カミや祖霊の請求による「シラシ」に従ってウグヮンを入れることである。ウグヮンを入れる聖地や拝所の数、場所そして巡拝する順序も、それぞれによって異なるとされている。
それはまた当然のことで、それぞれが専用のチヂを持っているわけだから、そのチヂに見合ったウグヮンを実践しなければならないということになる。

万が一にも、チヂに見合わないウグヮンをいれた場合、あるいは間違った手順でタキウクシを実践したときは「カミにたおされる」と考えられているようだ。
「かみにたおされる」というのは、カミダーリが再発することを意味し、サーダカンマリの者が最も怖れることである。カミダーリの再発に対する恐怖心は一生つきまとうもので、一人前のユタになっても決して解放されるものではないとされている。

タキウクシは、ユタやウグヮンサーなどのカミグトゥに長じた者がいっしょに行うのがふつうだが、経験を積んでくると単独で行うようになるようだ。

〔次回 8月8日|29 タキウクシ その2〕

参考書籍:まるごとわかる!ユタ

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