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東御廻り その1 王権祭祀の二大祭場
琉球国の王権発祥の地として知られる浦添グスク(浦添市)の東端にある「上の山拝所」は、日の出を観測して作物の播種、植え付けの時期を知らしめるための重要な太陽儀礼である「ウティンダウガミ」(お日拝み)の祭場であったと推察されている。 その拝所から「ワカリジー」(別れ岩)を結ぶ直線上の辰の方角の洋上に久高島がある。浦添グスクから眺めると「太陽が穴」にもっとも近い神の島であることが実感できる。 つぎに、水性の巳の方角に目を転じてみると、与那原の聖地「ユナグハマ」(与那古浜)が見わたされる。この浜にニライ … 続きを読む