「友引」は六曜の一つで「ゆういん」ともいう。一般的な解釈としては「引き分けて勝負なし」とされている。ところが、文字からの連想で「友を引く」という意味にとらえられるようになり、この日に葬式を出すと親しい人が冥界(グソー・あの世)に引き寄せられるとされ、避けるようになった。
易学では午前中と夕刻(夜)は相引きで勝負なしの「吉日」とされている。ただ昼は吉慶事に用いて凶となり、葬式などをおこなうと他人の死を招く恐れがあるとされている。
なお、暦法の中で、日の吉凶を示す「下段」の中に「重日(じゅうび)は吉事は良いのだが、凶事には悪く、陰陽が重なる日とされ、葬儀や法事は凶」とされている。
〔次回 10月26日|シンジュウクニチ(四十九日)が年を越すときは?〕
友引に葬式をさけるのは?
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