タグ別アーカイブ: ノロ

沖縄人の考える 琉球の神々 その4

生身の人間を神として崇める、俗にいう「現人神」。 現人神とはこの世で人間の形をしている神のことをさすのだが、言うまでもなく、その昔天皇の象徴として使ったバカバカしい意味ではもちろんない。 女姉妹の霊力が男兄弟を守護するとされる「おなり神」がそうであるし、神の霊力をおびた特定の人間が神となる神人(カミンチュ)も現人神だといえよう。 おなり神信仰では姉妹が白鳥になって兄弟の危機に際して命を救ったとする説話がよく知られている。姉妹には兄弟の長寿と安全を保証し、その作物の豊穣をもたらす霊威があると信じら … 続きを読む

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ノロの役割とユタの役割 その2

一方が所得の保証された神女(ノロ)として組織化されていく中で、それとは逆に組織からはじき出され、共同体を司祭するという職務を失った神女(ユタ)は、人びとの日常の暮らしと密接にかかわることで活動の場を見出していく。 死の穢(けが)れを忌み嫌い、死者への儀礼や供養から身を引くようになったノロにかわって、積極的にこれからのこととかかわりを強め、個人的な求めに応じて呪術などもおこなうようになっていく。 こうしたことが、生来的に備わっていた霊的能力にいっそう磨きをかけることになった。そして、カミや祖先の霊 … 続きを読む

参考書籍:琉球風水 福を招く家づくり墓づくり まるごとわかる!ユタ

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ノロの役割とユタの役割

先回見たように、歴史をたどると、神女(ノロなど)とユタが明確に区別されていなかった時代があったことが分かる。それだから、神女とユタももとをただせば源は一つだったということも言えるワケだ。 ところが、神女が組織としてまとめられるのと軌を一にして、布達の系列に袂を分かつことになる。 一方は、役人と同様に王名で所得の保証された神女(ノロ、ツカサ等々)として共同体の祭りや行事を司る役目を担うことになる。王名で所得が保証されるわけだから、その役割は祭りや行事の司祭する神事に限定され、死者の埋葬や供養などと … 続きを読む

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ユタ発生の謎その3 ノロが先かユタが先か

沖縄人が集団で生活を営むようになったころ、その集団の祭祀を担ったとされる「根神」や「ノロ」などとよばれる神女とユタは深くかかわっていたと考えられている。 根神(ニーガン)とは、村落で行う祭りや行事などを司る神女である。とは言っても根神の司祭する村落の規模はごく限られたもので、後世のようなたくさんの戸数をかかえた共同体ではない。このような根神をたばねて指揮し、祭りを司ったのがノロである。いわば根神の発展した形がノロだともいえる。 小規模の村落において、根神やノロとよばれた神女が祭りを司る役割を担っ … 続きを読む

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ユタと死者への儀礼

人が亡くなると火葬に付して、葬式には僧侶を招いて読経をあげてもらうことは、今の沖縄ではごく当り前のこととなった。 しかし一昔前の沖縄、特に地方では葬式に僧侶を招くことはめったに見られないことであった。 人の死に寺の僧侶がかかわるようになったのは、歴史的に見ればごくごく最近のことだといえる。 古くは、死者の埋葬やその供養にかかわっていたのは、ノロを筆頭とする神人であった。 ところが尚真王代になってノロの制度化がすすむようになると、死の穢れを忌み嫌うようになったノロはもっぱら神事を担当するようになる … 続きを読む

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