春分の日を中日として前後の一週間の間に営まれるのが「ニングヮッチヒガン」(春の彼岸)である。
仏前に供物をおそなえし、祖先を偲び、その霊をなぐさめ供養する祖先祭祀である。かってはお墓参りをする墓前祭として営まれていたが、現在はほとんどの地域で家庭内の行事として営まれている。
火の神に、酒、ウチャワキ、線香タヒラと2分の1をそなえ、家族みなが安らかで健康に暮らせるようにお守りくださいと祈願する。
仏前にはウチャトゥをたて、ムイグヮーシ(菓子の盛り合わせ)と果物の盛り合わせ一対、皿に盛りつけたウサンミともち、ウチカビ、線香タヒラをおそなえし、家族が健康で家庭円満でありますように祈る。
〔次回 9月21日|ニングヮッチウマチーとヒヌカン〕
ニングヮッチヒガンとヒヌカン
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