タグ別アーカイブ: チィタチ・ジュウグニチ

屋敷の御願あれやこれや

屋敷神の祠を安置しているのは、本島では南部の糸満市、南城市大里、そして北部の大宜味村の一部地域である。周辺離島では座間味島、先島では宮古島に見られる。もちろんそれ以外でも祠を安置している地域があると予想されるのだが、実際に確認していないので不明としかいいようがない。 祠の形はほとんどのものが家型の小ぶりなものである。中には平たい自然石、いかにも業者がつくったと思われるセメントづくりの祠も見られる。変わったところでは、海石3個を並べて屋敷神(大宜味村)としている家もある。 屋敷神の祠を安置している … 続きを読む

参考書籍:琉球風水 福を招く家づくり墓づくり 絵でみる 御願365日 三山とグスク

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チィタチ・ジュウグニチの御願

旧暦の1日と15日(チィタチ・ジュウグニチ)は定期のヒヌカンへの御願日とされている。 ヒヌカンのまつられている家庭の主婦は、チィタチ・ジュウグニチになると、ウチャトゥ(お茶湯)をたてて、ウブクをおそなえし、「家族の健康と家庭の円満」を願って、ウートートゥする。 特別気がかりなことがない場合は、家族の健康・家庭円満を願い、祖霊の加護に感謝をささげることになるのだが、受験シーズン到来の時期となれば合格を祈願し、家族に妊婦がいれば安産を祈願することになる。 ・トートーメーに供えるもの  ウチャトゥ・ウ … 続きを読む

参考書籍:家庭でつくる 沖縄行事料理とふるまい料理 絵でみる 御願365日

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三大民間信仰の一つ

台所の壁にはられた「火の用心」の沖縄版と考えられては大いに困る。 火の神さまと考える人もいるようだが、「fire」(火)ではなく、「sun」(太陽)である。 太陽神こそ「火の神」のもとの姿であり、沖縄の家庭でまつられている「ヒヌカン」は太陽神の化身ということになる。 チィタチ・ジュウグニチ(旧暦の1日と15日)には、家庭の主婦はヒヌカンの拝みを欠かさないが、おりおりの行事のさいにも、何をさておいてもヒヌカンに手を合わすことを忘れない。 「ミーマンティ ウタビミソーリ ウートートゥー」という、ひび … 続きを読む

参考書籍:家庭でつくる 沖縄行事料理とふるまい料理 絵でみる 御願365日

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