津覇のティラ

津覇集落(中城村)では、子が生まれると「ヤンネー」(ヤシネー、養い)の神として信仰されている。
縁起では、「海に浮かんでいた霊石を権現として宮をつくり祀ったのが始まり」だとされている。

以来、人びとの信仰を集め、現在でも旧暦の正月2日の「初ウクシ」、9月9日の「十二支廻り」、12月24日の「御願解ち」には住民による拝みがおこなわれている。

なお、津覇村には補陀落僧の建てた「糸蒲寺」があったことでも知られている。補陀落とは、南インドの海岸にあって、観音の住む霊地とされる伝説の山のことである。

〔次回 2月16日|ギィスの寺〕

参考書籍:沖縄の聖地

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