シジタダシが必要かどうかを判断するのは、ほとんどの場合はユタなどの霊能者である。一般の人が世代をさかのぼってトートーメーが正しくまつられているかどうかを検証するのは不可能だからだ。そこで勢い、ユタなどの霊能者の霊力を頼ることになる。
シジタダシが必要だと判断されたトートーメーは、その誤りを正し本来の姿にもどしてまつることになる。そのためには、必要な場所にシジタダシを判断した霊能者の指示通り、御願を入れなければならない。
当然その際の御願を司祭するのも、霊能者当人かあるいはその指名を受けたウグヮンサー(専門家)ということになる。
従って言うまでもないことだが、想像以上の資金と働力が入用となってくる。
一般の人が勝手にシジタダシをすることは不可能ということになる。
〔次回 9月7日|シジタダシ その6〕
シジタダシ その5
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