シジタダシを司祭するのは

シジタダシが必要か否かを判断できるのは、ほとんどの場合は霊能者(ユタ)ということになる。一般人が世代をさかのぼって、トートーメーが正しく継承されているか、あるいは正しく祀られているかを検証するのは不可能だからだ。それだから、勢いユタなどの霊能者の霊力頼みということになってしまう。

シジタダシが必要だと判断されたトートーメーは、本来のあるべき姿にもどし、御願を入れる必須な場所で御願を入れることによってシジタダシが完了すると考えられている。

当然のことながら、御願を入れる必須の場所を選定するのもユタなどの霊力に頼る以外の方法がなく、また、実際に御願する場合でもユタないしはウグヮンサーと呼ばれる専門家の同行がなければ不可能とされている。
従って、シジタダシには莫大な費用と想像以上の労力が入用となってくる。

〔次回 2月1日|シジタダシは何のためにするのか?〕

参考書籍:家庭でつくる 沖縄行事料理とふるまい料理 トートーメーQ&A スーコーとトートーメー 絵でみる 御願365日

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