23 シジタダシ その2

一般庶民にとって、自分の祖先の系譜をたどれるのはせいぜい6〜7世代である。それ以上の世代は確認する手立てがないのである。 家系図をひもとくと10代以上の先祖の詳細が記されているのも少なくはないが、その信憑性となると多くの疑問符がつくと言わざるを得ない。 多くの家系図がユタなどの霊能者のかかわりの中で作成されたものが多いからである。 さらに、一般庶民の文字による記録が可能になったのは明治以降の学制からだとされている点も、庶民の家系図の信憑性を低いものとしている事情があるからだ。 こうした背景の中で、一般の人びとが自力でシジタダシを行うのは不可能とも言える。その結果として、シジタダシはユタなどの霊的能力に依存せざるを得ないという構図が生まれてくるというわけだ。 シジタダシを端的に言えば、間違って継承されまつられたトートーメーの誤りを発見し、それを御願を通して正していく行為ということになる。 その行為を有効ならしめるのはユタなどの持つ霊的能力というわけだ。 だから、カミダーリ状態のものが自らのシジタダシを先輩ユタの指導を受けながら実践を重ねていく中で、やがてその能力を身につけていくことになる。 〔次回 7月4日|24 「シジタダシの実践 その1」〕

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