ヒヌカン

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子どもの誕生とヒヌカン

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。子どもの産声を聞くと祖母はまず、ヒヌカンへの報告のための御願をしました。赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝と、「ヤーニンジュ」(家族)の一員として認めてもらうための願いと、その加護を祈ったのです。
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厄よけとヒヌカン その1

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。沖縄では、野鳥などが家の中に入るのは不吉とされ「厄入り」とされました。野鳥が入るということは災厄の前ぶれであり、人の死をも暗示させるものだとして怖れられました。
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川で落とした場合

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。川でマブイを落とした時のマブイグミ(魂込め)について説明します。
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マブイグミの儀式

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。一般的にマブイグミをするときの供物としては、線香、ビンス(酒)、塩、花米などがあり、使用する呪具としてはサンやはしごなどがあります。そのほかに子どもが身につけていた服、ごちそうなどを用意します。
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マブイグミとヒヌカン

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。人間の身体に宿っている霊魂のことを沖縄人は「マブイ」とよんでいます。
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ヒヌカンの下天の拝み

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。年末に天の神さまのもとに帰ったヒヌカンが、もどってくる日(下天)とされているのが旧暦の1月元日から4日までです。
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12月24日の上天(昇天)の拝み

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。旧暦の12月24日は、ヒヌカンが天の神さまのもとに帰る日だとされ、その日に「ヒヌカンの上天の拝み」がおこなわれます。ただ、ヒヌカンが上天(昇天)するという考え方は、中国のカマド神の影響を受けて沖縄に定着したとされているが、そうした考え方が全島域にいきわたっているわけでもないようです。
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チィタチ・ジュウグニチのウグヮンクトゥバ

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。簡単にいえば祈りのことばを「ウグヮンクトゥバ」といい、少し専門的なニュアンスを加えると「グイス」などと表現します。ウグヮンサーなど、いわば専門家の唱えるグイスや地域に伝わる伝統的なグイスは、当然のことだが方言である。しかも独得な言い回しを多用するので、一般の人が使いこなすのはなかなか骨が折れるものです。
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チィタチ・ジュウグニチの御願

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。旧暦の1日と15日(チィタチ・ジュウグニチ)は定期のヒヌカンへの御願日とされています。ヒヌカンのまつられている家庭の主婦は、チィタチ・ジュウグニチになると、ウチャトゥ(お茶湯)をたてて、ウブクをおそなえし、「家族の健康と家庭の円満」を願って、ウートートゥします。
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ヒヌカンの御願日

沖縄のヒヌカン(火の神)の拝み方について。旧暦の毎月の1日と15日(チィタチ・ジュウグニチ)は定期の御願日です。その日は、主婦はウチャトゥ(お茶湯)をたてて、ウブクとよばれる碗に盛ったご飯をそなえて家族の健康と家庭の円満を祈願します。